“Shopify”の多言語アプリを”langify”にした理由
Shopifyとは?
「Shopify」は「ショッピファイ」と読みます。これは、Eコマースサイトを構築するプラットフォームで、高機能ネットショップが作成できるサービスです。 なんのこっちゃわからない方も多いと思いますが、要は自社通販サイトが作れるサービスです。
越境ECサイトを多言語対応へ
当社では「Studio1156オンラインショップ」をShopifyで運営しています。かれこれ丸4年になります。もともとは、越境EC専門サイトとして英語のみの運営していたのですが、日本のお客様への認知度アップも含め、多言語対応の必要性が出てきました。Googleサイト翻訳では、さすがに当社の物売りは厳しいと考え、Shopifyの機能で多言語化を目指しました。この辺は自社で言語対応が出来る強みですね。
Shopifyアプリストアで探す
Shopifyの一つのメリットとして、「shopifyアプリストア」が用意されています。今は日本語サイトも充実しており、どんどん使いやすくなっています。これは、Shopifyの標準機能では用意のないものを、世界中のディベロッパーたちが、便利なアプリを開発しているのです。
2019年2月20日現在、3500以上のアプリが存在しています。それだけ各々の状況にあったカスタマイズが出来るのです。その中で、私もShopifyアプリストアで、必要な多言合対応アプリを探しました。
今回の必要要件
- マニュアル翻訳ができる
- metaタグの翻訳ができる
- サブドメイン運用ができる
- csvでimport/exportができる
- 管理画面が見やすい
- サイトマップ生成してくれる
- 単価
多言語対応アプリの検討
検討したアプリは以下の5つ。Shopify app storeで「multilingual」と検索したところ20件のアプリが出てきました。その中から口コミ評価数や内容を吟味した結果、以下の3個まで絞り込みました。このShopifyアプリですが、便利な半面、一度インストールしたものをアンインストールするときに、アプリの残コードが不具合起こしたりする場合があります。しかし、アプリの基本的な説明は英語で、日本語で説明してあるものはゼロ。リソースが少なすぎます。。。そのため、検証は非常に慎重に行いました。
Weglot Translate
この名前を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、Wordpressにも同じプラグインが存在し、Javascript版もあります。世界中の100以上の言語に自動翻訳してくれる素晴らしいアプリです。ただ、Weglotを使ったような海外の翻訳されたサイトをたまに見るのですが、やっぱり日本語が難しいのか、直訳感が強い印象です。当社が扱う商品は、専門用語が多いため、2000単語も優に超えそうだし値段的にも今回は外しました。
LangShop
つづいてLangShop。こちらで一番惹かれたのはサイトマップ生成かな。ただ、meta翻訳出来ないのと、サブドメイン運用が出来ない。Search Console ヘルプの「多地域、多言語のサイトの管理」にもあるように、せっかくだったらサブドメイン運用をしたかったので、今回はパス。マニュアル翻訳もできるが、GoogleとYandexの自動翻訳もいけるとの事。Weglot同様、表側の翻訳機能との印象でした。
langify
最後にlangify。今回の当社要件はすべて満たしており、最終的にはlangify一択でした。管理画面はlangify独自の管理画面が用意されており、元言語を見ながら編集できます。当社もそうですが、言語対応スタッフ=Web担当ではないので、Webリテラシーが高くなくとも使える印象でした。サイトマップ生成は、いつかアップデートでしてくれる事を願います。
まとめ
今回はlangifyを選びましたが、扱う商品、対応国、社内スキルなどによっては、Webgot、LangShopも大いに使えるアプリです。日本国内のECサービス事業者とは使い方が少し違っていますが、私の中では可能性を感じるプラットフォームです。まだまだ日本語リソースが少ないShopifyですが、ここで少しずつ紹介していき、どんどん利用者が増えたらいいな、と思います。